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ほうれん草を食べると歯がきしむのは何故?
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2021/04/13 ブログ
馬車道の歯医者「馬車道アイランドタワー歯科」では、皆様のお口の健康に役立つ情報を歯科医師や歯科衛生士などが発信しています。
皆様、こんにちは。
今回の内容は、何故、ほうれん草を食べると歯がキシキシするのかです。
歯がキシキシするのは、ほうれん草のアクが原因
ほうれん草を食べた時、お口の中に渋みのような不快感を感じたことはありませんか?
これは、ほうれん草の シュウ酸という成分が、唾液中のカルシウムと結合することで、不快なキシキシ感を生じさせるのです。
シュウ酸とカルシウムが結合すると不水溶性のシュウ酸カルシウムになり、大量に摂取すると歯にこびりついて歯石になったり、体内に結石を作って尿路結石になったり、 する場合もあります。
しかし、もともと結石がある方などでなければ、生のまま1kg以上食べたりしなければ特に問題はないようなので、ご安心ください。
もし、キシキシ感が苦手でほうれん草を食べなくなってしまったという方も、食べ方や調理方法を工夫すれば、美味しく快適に頂けます。
歯のキシキシを気にせずほうれん草を食べるには?
ほうれん草に含まれるシュウ酸は水溶性なので、加熱後に水にさらしてアクを抜くことで80%減らせます。さらに、かつお節やシラスなどのカルシウムを含む食材とあらかじめ和えておくと、シュウ酸とカルシウムが食べる前に結合されて、お口の中でキシキシしにくくなります。
ほうれん草以外にも、筍やバナナ・さつまいも・トマト・レタス・大根・ココア・チョコなどの食材や、コーヒー・紅茶・お茶などの飲み物にもシュウ酸が含まれています。
シュウ酸はお口の中をキシキシさせるだけでなく、歯の表面に付着することで、歯を着色しやすくさせてしまうので、ホワイトニングをしている方や、これからホワイトニングを始めてみたい方はご注意ください。
歯磨きと定期クリーニングが大切!
シュウ酸を含む食材で歯がキシキシしてしまったら、しっかり歯磨きをしてお口の中を中性に戻しましょう。シュウ酸カルシウムが蓄積して歯石になってしまうと、歯磨きでは取り除けないため、歯科医院で定期的に歯のクリーニングを受けるようにしましょう。
馬車道アイランドタワー歯科では、患者様一人ひとりに担当衛生士がつき、丁寧にクリーニングを行っています。歯や歯ぐきに付いた汚れをスッキリ落として、健康なお口で過ごしましょう。
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