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【症例】骨の高さが足りない場合のソケットリフト(上顎洞底挙上術)によるインプラント治療
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2021/10/30 症例
治療内容 | ソケットリフト(上顎洞底挙上術)によるインプラント埋入 |
---|---|
期間 | 6ヶ月 |
治療回数 | 8回 |
費用 |
ストローマンインプラント 220,000円×2 インプラント上部構造 121,000円×2 ソケットリフト 33,000円 GBR(人工骨) 33,000円 *全て税込の価格 |
治療前の状態・主訴
患者様は右上の奥2本を抜歯されており、右上6番目・7番目のインプラント治療を希望され来院されました。
上顎臼歯部はその上に上顎洞(副鼻腔の一つ)があるため、インプラントを埋入する骨の高さが十分にあるか診断していきます。
上の画像の赤の線の部位が上顎洞、赤と青の間が歯槽骨になります。
この歯槽骨の幅が大きいほど、インプラントを埋入する安定した骨があると言えます。
6番目の歯槽骨の高さは約5mm、7番目は約8mmあります。
一般的に臼歯部で使用されるインプラントの長さは8~10mmのものが多いため、今回のケースでは3~5mm程度の骨の高さが足りません。
治療詳細
前述のように上顎洞までの骨が不足している場合、上顎洞挙上術という方法で上顎洞内の粘膜(シュナイダー膜)を持ち上げ、インプラントを埋入する部位の骨の高さを増やしていきます。
上顎洞挙上術には「ソケットリフト」と「サイナスリフト」という2つの術式があり、その適応は骨の高さによって使い分けられています。
ソケットリフトは骨の高さが5mm以上のとき、サイナスリフトは5mm未満のときが適応です。
今回は骨が5mmあるのでソケットリフトを選択しました。
右上の6番・7番の埋入後、パノラマレントゲンにて状況を確認します。
拡大してみるとインプラントの先端(矢印)に白い半円状の線が確認できます。
これが持ち上げられたシュナイダー膜です。
治療後の様子
4か月後、6番目のインプラントの周りには骨様組織ができています。
上部構造を入れるには問題ありません。
主な副作用・リスク
- ・自由診療での治療となります。
- ・インプラントと骨の結合を待つ必要があるので、治療期間が長くなります。
- ・術後に腫れや痛みが続くことがありますが、ほとんどの場合、1週間程度で落ち着きます。
腫れや痛みが長期間続く場合は細菌感染を疑います。最悪の場合はインプラントが脱落したり、除去する可能性があります。 - ・インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病(インプラント周囲炎)になることがあります。定期的なメンテナンスを受けていただきます。
- ・噛み合わせが強い方や食いしばりがある方は、ナイトガードを付けていただくことがあります。
他院でインプラント治療が難しいと言われた場合も、お気軽にご相談ください
上顎臼歯部のインプラントは埋入部位の骨の形態だけではなく、上顎洞の診断も必要不可欠です。上顎洞の形態によっては十分にソケットリフトが行えない場合があり、無理に行うとシュナイダー膜を穿孔してしまう恐れがあります。そのようなことが起こらないように、当医院ではCTを撮影し診断・シミュレーションを行っています。
また、専用の手術室がありますので、最善の滅菌環境で安心して処置を受けていただけます。
馬車道アイランドタワー歯科には、インプラント治療の経験豊富な歯科医師が複数在籍しています。
他院でインプラント治療断られた方、上顎臼歯部のインプラントを検討されている方はお気軽にご相談ください。
こちらもご参照ください
インプラント治療|馬車道の歯医者 馬車道アイランドタワー歯科