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【症例】古いメタルセラミックをジルコニアセラミックへ交換
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2025/05/08 症例
治療内容 | ジルコニアセラミックによる修復 |
---|---|
期間 | 約1ヶ月半 |
治療回数 | 4回 |
費用 |
ジルコニアセラミック×2 176,000円 ファイバーコア×1 16,500円 仮歯×2 5,500円 ※全て税込 ※施術当時の費用です |
治療前の状態・主訴
患者様は、以前からメンテナンスに通われている50代の女性の方です。
30年ほど前に入れた前歯の被せ物が少しずつ欠けてきており、最近裏が大きく欠けてしまったとのことで来院されました。また、歯茎の境目も隙間があって気になるともおっしゃっていました。
患者様は、虫歯のリスクが低く処置歯があまり無いのですが、この2本だけ神経を取って補綴物が入っていました。
この処置をした理由を伺ったところ、前歯2本だけ前に向けて斜めに生えていたため、神経を取って歯並びを整えたと言っておられました。
治療詳細
4か月に一度メンテナンスに来られる患者様で、メンテナンス当日に前歯のセラミックが欠けてきて気になると相談をいただきました。
治療の流れとして、
①仮歯へ交換
②型取り
③ジルコニアセラミック装着
この流れで3回程治療回数がかかることを説明し、仮歯の型取りをしてメンテナンス当日は終了としました。
①仮歯への交換
あらかじめ準備していた仮歯に交換します。
この時に土台となる歯を歯茎の状態を確認しながら整えます。
②型取り
最終的な形に整え型取りをし、色合わせのための写真を撮影します。
下の写真より、左右の土台で材質が違うのが分かると思います。
向かって左がメタルコアで、向かって右がファイバーコアです。
なぜ片方だけファイバーコアになっているかといいますと、仮歯を外すときに同時にメタルコアごと外れてしまったからです。
コアが外れてしまった場合は外れたものを再利用せず、新しいコア(ファイバーコア)に交換します。
③ジルコニアセラミック装着
出来上がってきたジルコニアセラミックを調整して合着します。
治療後の様子
形態・色調や歯茎からの立ち上がりなど、非常に満足されていました。
装着後、数回メンテナンスで確認していますが、特に気になることはないといったご様子です。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません。
・自由診療での治療となります。
・治療終了後に咬むと痛いなどの症状が出る場合があります。
・咬み合わせによってはナイトガードを使っていただくことがあります。
セラミック治療でより長持ちする歯へ
今回の症例は30年前に入れたメタルセラミックを交換しました。
部分的に欠けてしまったり、歯茎が下がって根元が黒く見えたりしましたが、30年という期間でこれだけしか変化しておらず、あらためてセラミックの強さを感じさせられました。
強いて言うなら、現在はMTA(歯の神経を温存するための治療に用いられる歯科材料)による部分断髄という方法で、神経を保存することもあります。
もし、神経が保存できていれば根元が黒くなることはないので、30年後の現在も交換を検討していなかったかもしれません。
何かの衝撃でセラミックが欠けてしまうのは、気を付けていても起こりえることなので仕方ないことかもしれません。
ただ、数年経って歯茎が下がった時に、根元が黒く見えてしまっては困ります。
そうならないように丁寧に土台を調整してジルコニアセラミックを作らせていただきました。
色調に関しては、提携の技工所(デンタルビジョン)の歯科技工士が直接お口の中を確認し、写真を撮影しています。
写真だけでは感じることが出来ない全体像や、模型では分からないリップラインを見ることができるため、質の高い補綴物が提供できています。
馬車道アイランドタワー歯科では、患者様一人ひとりの希望に添えるよう十分に説明を行い治療に入るよう努めています。
保険外をメインとする審美治療やインプラント治療は無料相談も行っております。
これから治療を検討されている方は、是非ご相談ください。
スタッフ一同お待ちしております。
馬車道アイランドタワー歯科 院長 鈴木
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