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【症例】歯冠破折歯に対する審美補綴
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2025/10/09 症例
| 治療内容 | 前歯部審美治療 |
|---|---|
| 期間 | 2ヶ月 |
| 治療回数 | 7回 |
| 費用 |
ファイバーコア 22,000円(税込) ジルコニアセラミッククラウン 132,000円(税込) オフィスホワイトニング 33,000円(税込) |
治療前の状態・主訴
患者さまは30代女性。前歯をぶつけてしまい揺れていると連絡がありました。
確認すると右上の1番目が歯茎に近い根元の部分で破折していたので、当日は接着剤で固定をして応急処置としました。
右上の1番目の歯は以前にぶつけて神経を取っていたため透明感を失っていました。
そのため患者様はセラミックを入れて綺麗にしたいと言っておられました。


治療詳細
まず歯の破折は、破折線の位置で歯が保存できるのか、抜歯になるのかが決まります。
今回の破折は歯茎に近い位置での歯冠破折でした。歯質はある程度残っているので、抜歯をする必要はなくコア(土台)を入れ補綴が可能でした。
破折の位置によっては保存することができず抜歯になるため、別の治療プランが必要になります。
患者様に状況を説明したところ、ファイバーコアで補強したうえでジルコニアセラミックを入れることになりました。また、被せる前にホワイトニングをおこない全体的に色調を明るくしてから被せていくことになりました。
ホワイトニングはオフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、そして両方おこなうデュアルホワイトニングという3つの方法があります。
患者様は出来るだけ回数を減らしたいと希望がありましたので、一度で終わるオフィスホワイトニングを行いました。
治療の流れとしては初診で歯が取れないように接着剤で固定をしましたが、清掃性も悪く接着剤がとれてしまうこともあるので、まずファイバーコアで補強をして仮歯を入れていきます。
その後クリーニング→オフィスホワイトニング→型取り→ジルコニアセラミック装着という手順になります。

仮歯装着
治療後の様子
患者様は色が整ったことで人前で気にせず笑うことができる、前歯で咬んでも違和感がないとおっしゃっておられました。

主な副作用・リスク
・予後を完全に保障するものではありません
・自由診療での治療となります
・治療終了後に咬むと痛いなどの症状が出る場合があります
・咬み合わせが強い場合はナイトガードが必要になることがあります
歯の破折における抜歯のリスクと当院での予防的アプローチ
治療詳細でも歯の破折について述べました。破折には今回のような横破折と歯が垂直に割れる縦破折があります。横破折、縦破折の原因は共に外傷や咬合力です。
先に説明した横破折のように歯冠部で破折した場合は修復可能です。しかし、破折が歯根部で起こった場合は殆どのケースで抜歯が必要です。また、縦破折も歯根部までに至る破折は残念ながら抜歯となります。
このように歯の破折は抜歯のリスクが高いということをご理解していただけたかと思います。そのため私たちは日々の診療で将来破折が起こらないように配慮しています。
外傷での破折を防ぐことは難しいと思いますが、歯を破折してしまった場合でも、できる限り歯質を残した治療をしたり、神経を取っている歯には歯と近い硬さのファイバーコアを使用したりすることをおすすめします。また、食いしばりの強い方はナイトガードの使用をご提案し、咬み合わせの強い部位は調整をさせていただきます。
もし抜歯になる場合は、適切な治療についてご提案させていただきます。抜歯後の欠損補綴(ブリッジ・入れ歯・インプラント)や、リスクについても説明いたします。
インプラント治療を検討されている方は破折部が感染を起こすと歯を支えている骨が吸収するため、インプラントに不利になる場合があり、注意が必要です。なるべく早めにご相談ください。
馬車道アイランドタワー歯科
こちらもご参照ください。
歯のホワイトニング|馬車道の歯医者 馬車道アイランドタワー歯科
インプラント治療|馬車道の歯医者 馬車道アイランドタワー歯科

