【症例】CAD/CAM冠による歯冠修復|横浜・馬車道の歯医者|馬車道アイランドタワー歯科

馬車道駅直結土日診療

新着情報

【症例】CAD/CAM冠による歯冠修復

【症例】CAD/CAM冠による歯冠修復

2025/06/30 症例

治療内容 CAD/CAM冠による歯冠修復
期間 4週間
治療回数 3回
費用 保険適応 ※施術当時の費用です

治療前の状態・主訴

患者様は、歯科検診で来院された40代の男性の方です。

虫歯や歯周病はありませんでしたが、お話を聞くと、以前から右下に入れた金属の被せ物が目立って気になると相談がありました。

 

右下の4番目から奥にかけては過去の虫歯治療で銀歯が入っていました。

特に4番目・5番目はクラウンと呼ばれる歯の全周を削って被せるタイプの銀歯が入っており、非常に金属が目立つ状況でした。

治療前画像|【【症例】15年以上経過し変色した前歯の被せ物のやりかえ治療|横浜・馬車道の歯医者「馬車道アイランドタワー歯科」

治療詳細

当院では、銀歯を交換する際には使用する材質を患者様とご相談の上決定いたします。

今回の症例のように、銀歯を白い被せ物に交換する場合は、以下の3つが使用可能です。

・ジルコニア

・セラミック(e-max)

・CAD/CAM冠

(CAD/CAM冠とは、コンピューター上で設計(CAD)し、その設計データに基づいて機械で削り出して作製する(CAM)白い歯科用補綴物(被せ物)のことです。)

 

患者様は、保険適応範囲で治療したいとのご希望でしたので、CAD/CAM冠に交換する方針となりました。

 

治療の流れは

・1回目:カウンセリング

治療部位と治療方針、さらに治療結果についてお伝えいたします。

また、治療内容によっては、治療期間・費用などお伝えすることもあります。

今回は、歯科検診での来院時に被せ物の種類について説明いたしました。

 

・2回目:型取り

土台となる歯周組織や歯に問題がなかったので、銀歯を外し、型取りをしました。

 

・3回目:セット

できあがったCAD/CAM冠を調整し、合着しました。

できあがったCAD/CAM冠を調整|【【症例】15年以上経過し変色した前歯の被せ物のやりかえ治療|横浜・馬車道の歯医者「馬車道アイランドタワー歯科」

治療後の様子

治療後は神経が残っている歯ということもあり、しみている様子もありましたが、2~3週間すると症状は落ち着きました。

患者様は、気にしていた銀歯が白い被せ物に変わり、喜んでおられました。

治療後画像|【【症例】15年以上経過し変色した前歯の被せ物のやりかえ治療|横浜・馬車道の歯医者「馬車道アイランドタワー歯科」

主な副作用・リスク

・予後を完全に保証するものではありません。
・材質の特性上、割れたり外れたりすることがあります。
・土台の色が透けることがあるため、黒ずんでいる歯や金属の土台が入っている歯は、黒く透けることがあります。

・適応できない部位があります。

 

当院で取り扱いの被せ物のご紹介

 

治療詳細でご説明した通り、当院で作製できる白い被せ物は以下の3点です。

・ジルコニア

・e-max

・CAD/CAM冠

それぞれについてご説明します。

 

・ジルコニア

ジルコニアは、簡単に説明すると人工ダイヤモンドです。生体親和性に優れ耐久力があるため、人工関節などにも使われている安全性の高い素材です。e-maxの2倍以上の硬度があるため、奥歯での使用に適しています。

表面が滑沢で天然歯とのフィットも良いので、汚れが付着しづらく歯周組織にも優しい素材です。しかし、透明感がないため前歯に使う場合は、表側にセラミックを焼き付け、周りの歯と色調を合わせます。

保険適応外で保証期間は治療後5年間です。

 

・e-max

歯科では多くの種類のセラミックが扱われています。e-maxもセラミックの一種であり、二ケイ酸リチウムガラスが主成分です。十分な硬さと適度なしなやかさを備えていることに加え、透明度が高いため審美性にも優れています。また、メタルフリーであるため、金属アレルギーの心配がありません。

デメリットとしては、複数の歯をつなげるブリッジは、強度が足りないことがあるため、できないことがあります。また、透明度が高いためセラミックの下に金属の土台が入っていると、透けて色が暗く見える傾向があります。

保険適応外で保証期間は治療後3年間です。

 

・CAD/CAM

「キャドキャム」と読みます。2014年に一部の歯(小臼歯)を対象に始まり、現在は一定の条件付きですが、ほぼ全ての歯が適用対象になっている保険適応の材質です。

CADCAM冠は「Computer aided design Computer aided manufacture」の略で、コンピューターを使って設計・製作する被せ物です。材料はハイブリットレジンで、「レジン」と呼ばれる歯科用プラスチックに、セラミックの粉末を混ぜたものが使用されます。

デメリットとしては、レジンは強度が低いためブリッジ(失った歯の両隣の歯に引っかけるタイプの被せ物)としては使えません。また、長期使用により変色することがあります。個人的には、クラウン(治療する歯そのものにつける被せ物)としてであれば使えますが、歯を削る量が多くなる、外れやすいという印象を感じます。

 

これらの素材は、ただ審美的に優れているだけではなく、金属を使わないメタルフリー治療であることから、金属アレルギーの心配がないという大きなメリットがあります。

 

近年、患者様から詰め物に関してのご相談や、ジルコニアを希望される方が増えているため、メタルフリー治療の関心が高くなっていると感じます。

当院の歯科検診ではフロスが引っかかる、周りに歯垢が溜まりやすいなどの適合不良の詰め物もしっかりチェックしています。

銀歯が目立って気になる、詰め物の交換を検討している方は、ぜひ馬車道アイランドタワー歯科へご相談ください。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

 

馬車道アイランドタワー歯科 院長 鈴木 真

 

こちらもご参照ください。

馬車道アイランドタワー歯科|歯の詰め物・被せ物を徹底解説!

馬車道アイランドタワー歯科|セラミック治療

tel.045-651-6488

Web診療予約

トップに戻る